2009〜2010年度 地区大会

ROTARY INTERNATIONAL DISTRICT 2780
日時  2009年10月10日()・ 11日(
場所  大磯プリンスホテル 
ホスト  秦野中RC

2009/10/10 会長・幹事会

折笠会長・安田幹事

2009/10/11 本会議 12:00受付・登録・入場 12:40点鐘 15:45アトラクション 16:00記念講演 17:20紹介 18:10点鐘 18:30懇親会

09:11
会長挨拶 横須賀南西RC参加者 本会議場 点鐘
奥津ガバナー
開会の言葉
武大会委員長
紹介
奥津ガバナー
紹介
草山地区幹事
アチェプロジェクト報告
財団学友・国際親善奨学生
GSE 青少年交換・ROTEX 米山奨学生・米山学友 ローターアクト
インターアクト・IA学友会 世界平和フェローシップ紹介 歓迎の言葉
高橋ホストクラブ会長
挨拶・地区現況報告
奥津ガバナー

RI会長メッセージ並びに挨拶及びRI現況報告 RI会長代理 マイケル・マクガバン

田中R財団管理委員、渡辺RI元理事、小沢RI元理事、奥津ガバナー、パストガバナーの皆様、
後藤ガバナーエレクト、クラブ会長、クラブ幹事、ロータリークラブ会員の皆様そして
その他のゲストの皆さん、こんにちは。

私が日本語で話しても皆さんは理解できないので、本日はこちらの通訳の原さんを通して
英語で話させていただきます。彼女のお陰で皆さんに私のメッセージを伝えることができます。

まず、ジョン・ケニーRI会長、及びジューン令夫人から皆さんにどうぞ宜しくお伝えください。
という伝言を承って来たことをお伝えします。
ケニー会長と令夫人はスコットランドのエジンバラ近郊のグレンジマウスに住んでいます。
ロータリーの会長は532あるそれぞれの地区大会に代理を送りますが、彼からこの神奈川に
来るように手紙をいただいた時はとてもびっくりしました。
この経済状況で今年度はほとんどの代理が短距離を移動しているのに対して、
アメリカからアジアまで来る人を他に知らなかったからです。今私がここにいるのは、
明らかに小沢RI元理事、奥津ガバナー、そして皆さんへの敬意の表れだと言えます。
小沢RI元理事は国際ロータリーの理事会で一緒に理事をした人全員から深く尊敬
されています。
国際ロータリーの執行委員として、彼は当時の李会長、そして現在のケニー会長と共に、
緊密に職務を果たされ、ロータリーの伝統に対する敬意を確保しつつ、そして国際
ロータリーの未来を計画する手助けをされました。彼の英知から恩恵をうけてきた
ロータリアンを代表して、彼をガバナーとして選び、そして理事である際に彼を支えてきて
下さったこの地区のクラブの皆さんに感謝致します。
また、前回日本に来た時の話にも少し触れたいと思います。
小沢RI元理事、及び当時理事だった渡辺RI元理事は2007年11月に東京
お台場にあるホテル・グラン・パシフィック・ル・ダイバでロータリー研究会を開催されました。
この訪問の際に、二つの興味深い体験をしました。
研究会が終わった日の正午頃、小沢RI元理事、渡辺RI元理事、及び令夫人は
ウィルフリッド・ウィルキンソンRI会長、ボブ・スコットロータリー財団管理委員長及びそれぞれの
令夫人方と共に、ホテルのレストランで6時から夕食をとるために集まるように
言われました。
6時15分頃に電話が鳴り、渡辺RI元理事が私に丁寧に「夕食に来られませんか」

と聞かれました。彼は私を深い眠りから起こしてくださったのです。

数分後、レストランに下りて会長、財団管理委員長、RI元理事のお二人に

寝過ごしてしまって夕食に遅れたのだということを説明する気持ちが

想像できますか?私は二度とロータリーの行事に招待されないかも知れないと
思いました。
翌日、渡辺RI元理事と令夫人は会長、令夫人と私を東京のカソリック教会の
ミサに連れて行って下さいました。
今回は時間通りに起きるように心がけ、その日は何事も滞りなく済みました。
2ヶ月後、私はサンディエゴで開催された地区ガバナー研修セッションで小沢RI元理事
と渡辺RI元理事に会いました。
そして、箱の中身をあけてみると2007-2008年度RI副会長を書かれた
ロータリーのバッジがありました。お二人は東京の教会にいる間に私のジャケット
からバッジが落ちてしまったのだと説明して下さいました。
皆さんの地区の奥津ガバナーはそれぞれのクラブを訪問する際に、ケニー会長の
優先事項と強調事項を伝えています。
私はこの講演の中で、この一年間ケニー会長が必ず、どの講演でも話している
メッセージに焦点を充てたいと思います。
自主性の原則 ケニー会長はロータリーはトップダウンの組織であるべきでないと考えています。
彼は各クラブの自主性を信じています。このクラブの自主性の原則は
社会奉仕に関する1923年の声明でおそらく最もうまく説明されて
いると思われます。
5番目の原則を引用します:

各ロータリークラブはクラブとして関心があり、またその地域社会に適した
社会奉仕活動を自主的に選ぶことについて絶対的な権利をもっている。
しかし、いかなるクラブもロータリーの綱領を無視したり、ロータリークラブ結成の
本来の目的を危うくするような社会奉仕活動を行ってはならない。
そしてRIは一般的な奉仕活動を研究し、標準化し、推進し、これに関する
有益な示唆を与えることはあっても、どんなクラブのどんな社会奉仕活動
にせよ、それを命じたり、禁じたりすることは絶対にしてはならないもの
とする。
1923年の声明は今日も活きています。だれも神奈川に来て、皆さんの
クラブでどのような社会奉仕活動を行うべきか指示できません。
提案はできるかも知れませんが、皆さんが選ぶ活動は地域社会に適して
いなければなりません。
このクラブの自主性があるからこそ、ケニー会長はロータリークラブの会員増強の
特定の目標を設定していないのです。
会員増強 彼は全てのロータリークラブに会員増強をお願いしています。
会員増強によってロータリーの綱領に従うことができるからです。
彼はまた各クラブにそれぞれの長所と短所を見直し、地域社会に
奉仕しているか、そして会員候補者にとって関心があるか見極める
ことを奨励しています。
結局、ロータリーの皆さんのクラブが何をすべきか、あるいは将来の会員
候補者にどのようにして関心を持たせられるかは決定しません。
それは、皆さんそれぞれのクラブの責任なのです。
彼がロータリーの未来はあなたの手の中に、と言う時はこのことを
意味しているのです。
日本のロータリーの会員数は2000年から2万人減ってしましました。
これより多く会員を失った国はアメリカだけです。
イギリスを除けば日本はロータリーのある大国の中で、最も多くの年長者の
ロータリアンを擁しています。
また、女性会員数は4%と最も少ないうちに入り、退職会員数も
4%と最も少ないのです。それに対して会員の53%以上が10年以上の
ロータリアンで世界のロータリーで最も長い所属年数を示しています。
これらの統計は日本におけるロータリーの名声を確固たるものにします。
日本のロータリアンは尊敬される年長者であり、それぞれの会社で責任
ある地位にいる方々だからです。
私が皆さんのクラブの構成を変えるべきだと言うことは不適切だと
思います。
会員が少なくなっても皆さんのクラブは若者にこの上ない支援を与え、
そして地域社会で重要な活動を実施し続けています。
しかしながら、皆さんの地域社会で強いロータリーを維持する為には、
皆さんがロータリーと同じような地位と敬意を受けている地域社会の
新しいリーダーを勧誘しないといけないことは明白です。
私は30歳で地域社会で重要な職責を与えられた際に、ロータリーに
勧誘される栄誉を授かりました。
皆さんはクラブの将来を考えるにあたって、皆さんが入会した時と
同じような人々をロータリーに勧誘して下さるよう、謹んでお願いしたいと
思います。もし私のクラブの会員たちがそうしたのであれば、
資格のある男女がもっとロータリーに奉仕しているはずだと思います。
トーマス・フランクというアメリカの著者がかって述べたように、自主性には
大きな可能性があります。しかしながら我々が心に留めるべきなのは
人々は自由な意思を持ちつつも、そのような状況をつくれていないかも
知れないということです。
これは、ロータリーにも該当するかも知れません。
社会情勢の変化 私たちはクラブの自主性がありますが、それと同時に皆、年をとっていく
という状況にあります。私たちはビジネス・モデルが変化しているという状況に
います。私たちは、生活の仕方を変える発明がますます増えている社会で
生きているという状況にあります。
しかしながら、もしそれらの状況に左右されてしまい、私たちの運命を計画
する自主性を実行に移さなければ、私たちは自主性そのものを失ってしまいます。
私たちは自分たちの範疇を超えた要因によって支配されてしまうのです。
職業能力の活用 皆さんはご自身の事業において戦略的計画を立て、短期と長期の両方に
おいて事業が成功するように計画します。
私たちはロータリークラブでも同様にし、事業計画の手法を使うべきです。
事業計画は私たちがロータリークラブでほとんどの場合において見ることの
できる職業能力です。
私たちは皆、地域社会への貢献のために、そしてクラブ奉仕のために
会員の職業能力を活用する機会があります。
皆さん、クラブの将来を計画するにあたって各自の計画能力を是非、
活用して下さい。そうすることによって、自主性を維持し、皆さんの
手と心がクラブのそしてロータリーの未来を決めることができるのです。
これらはあなたの手の中にあるのです。
後ほど、私は皆さんのそしてロータリーによる素晴らしい活動について
話します。ロータリーの活動をする際に、私は古代アテネの人々の誓いを
思い出します。古代アテネの誓いにおいては、誓う人全てがそれぞれ
都市を、自分たちが来た時より強く、そしてより美しくして去ることを
約束させられました。
これはまさに私たちがロータリーで目指していることです。
地域社会貢献 私たちの奉仕の理想は、地域社会をよくすることを提案します。
私たちはまた、各クラブ内において同じ強調事項を持ち続けなければ
なりません。私たち各クラブのリーダーがロータリークラブを強く維持するために
献身し、そしてやがて自分たちが入会した時より良い状態で次世代に
引き継ぐ必要があります。
ロータリーの未来は私たちの手の中にあるのです。
ご清聴ありがとうございました。

-end-