例会日時 月曜日 12:30〜13:30
 例会場 湘南信用金庫北久里浜支店 2階
 事務所 〒239−0807  横須賀市根岸町3−3−18
  湘南信用金庫北久里浜支店内
  TEL&FAX 046−837−1211

E-mail:

yokosuka-sw-rc@dnsip.ne.jp

URL:

http://www.dnsip.ne.jp/~yokosuka-sw-rc
 会長 新中    宗光
 副会長 佐藤       明
 幹事 安田       治
 会報委員長 大橋    昭夫

RIテーマ “ENGAGE ROTARY CHANGE LIVES

国際ロータリー会長 ロン D.バートン
(
米国オクラハマ州 、ノーマンRC

第2780地区ガバナー
相澤 光春
(ふじさわ湘南RC)

第1685回例会週報 
2013年11月18日(月)
合唱 「それでこそロータリー」
ゲスト紹介

米山奨学生
玄 峰俊(ゲン ホウシェン)様

ビジター紹介 横須賀クラブ
加藤 元章様
会長報告 *ガバナー事務所より、「第6回新会員の集い開催通知」受領。
   開催日:平成26年2月14日(金)〜15日(
   会費:10,000円
   申込締切:平成25年1月10日(金)
*ガバナー事務所より、「台風被害伊豆大島・フィリピンへの援助協力依頼」受領。
   援助申込締切:平成25年11月末日→1,000円×18名=18,000円送金済み
幹事報告 *ガバナー事務所より、「IM報告書」受領。
*横須賀北クラブより、「11月の例会案内」受領。
出席報告
会員(内免除会員) 出席 免除会員の出席 本日の出席率 前週メークアップ前  前週メークアップ後
18名(10名) 13名 7名 86.67% 87.50%

87.50%

メークアップされた会員
  なし

ニコニコボックス報告

加藤 元章様 本日は米山奨学生の同伴で参上致しました。よろしくお願い申し上げます。
(横須賀)
新中 宗光君 玄峰俊さん、ようこそ。本日卓話よろしくお願いします。
佐藤 明君 玄君、今日の卓話よろしくお願いします。
安田 治君 玄君、今日は卓話よろしくお願いします。
後藤 忠雄君 なんとなく良いお天気ですね。
井上 祐一君 米山奨学生、玄峰俊氏を卓話者にお迎えして。
真木 英一君 玄峰俊様、ようこそ。
大橋 昭夫君 玄さん、卓話よろしくお願い致します。加藤様、ごくろう様です。
青木 光男君 玄さん、卓話よろしくお願いします。加藤様、お疲れ様です。
10 永井不士男君 玄峰俊様、加藤元章様本日は大変御苦労様です。
11 宮本 清志君 玄さん、卓話よろしくお願い致します。加藤様、おつかれ様です。
12 西田 金忠君 玄君、本日の卓話よろしくお願いします。加藤さん、随行ごくろうさまです。
13 森 勇人君 米山奨学生の玄さん、卓話よろしくお願いします。加藤様、ご苦労様です。
14 坂本 喬彦君 玄峰俊さん、横須賀ロータリークラブの加藤様ようこそ。よろしくお願いいたします。
加藤さん、横浜を思い出します。また連れて行って下さいね。

前日計

254,000円 本日計 16,000円 累計 270,000円
委員会報告 新世代奉仕委員長・青少年交換カウンセラー 宮本清志会員

2014−15年度青少年交換学生選考結果、横須賀南西クラブ推薦の佐久間栞さんは、フランス派遣の
地区候補者として決定しました。
委員会報告 親睦活動委員長 坂本喬彦会員

秋の家族旅行会
実施日:平成25年11月21日(木)・22日(金)
行先:伊勢方面
参加者:会員10名、家族2名、オゼリ君 計13名
■卓話 米山奨学生 玄峰俊様

 

卓話者紹介
2780地区米山奨学・米山学友委員 加藤元章様(横須賀クラブ)
公益財団法人ロータリー米山記念奨学会は、勉学・研究のために日本に在留している私費外国人留学生に対し、日本全国のロータリアンからの寄付金を財源に奨学金を支給し支援する、民間の奨学財団で内閣府より「公益財団法人」の認定を受けているため、当会へのご寄付は所得税(個人)、法人税(法人)の税制優遇が受けられます。
また、遺言によるご寄付をお受けする体制も整えており、相続税も非課税となります。
国を越えた信頼関係を築き世界の平和を願う心を育てるという事業創設以来の願いを実現するため会員皆様の気持ちとして、今年度ロータリアン一人当たり寄付合計の目標額 は20,000円以上をお願い申し上げます。
玄君は1983年生まれの30歳です。国籍は中国、独身です。2008年に中国の医学部を卒業、その後の2年間は杭州の病院で外科医として勤務しました。
2010年に来日し、日本語学校で日本語の習得に励み、2012年4月から北里大学大学院に進学しました。所属は北里大学大学院修士課程感覚運動東洋医科学群機能回復学で、指導教授によると彼の志望動機は日本の先端的医学や医療に関わり、運動器疾患を深く研究したいとのことでした。
現在の中国では整形外科領域において関節損傷などの疾患では対症療法が中心であり根本的な治療が多くありません。北里大学入学後は運動器疾患についてエビデンスに基づいた治療方法を研究したいと考えているとのことです。

私は中国からまいりました玄峰俊と申します。今、北里大学大学院医療系研究科修士2年で専攻は整形外科です。今回の卓話は私の出身地からいま大学までのことを簡単にお話したいと思います。
私は中国の東北地方、吉林省延辺市の出身です。緯度は日本の札幌と同じです。そちらは冬の平均温度はマイナス15℃位で結構寒いところです。中国語と朝鮮語両方使います。現在、全人口のうち漢族が過半数以上の59%を占めて、朝鮮族の割合は39%です。

延辺市の西南部に長白山(朝鮮語では白頭山)が聳えて、朝鮮民族に取っても聖なる山とされています。 海抜は2,744メートルで、富士山と同じの休火山です。頂上には天池(ティエンチ)と呼ばれるカルデラ湖がある。

こちらは長白山人参(又は朝鮮人参)が栽培 (殆ど人工栽培)されて、日本などに輸出されています。この他、大瀑布や温泉などがあることですから、非常に有名な観光地です。

12歳の時に父親が肝臓のがんで他界し、医師の母親は一人で姉さんと私を育てました。医療を志したきっかけの一つは、幼い頃に見た、母親から治療を施された患者さんの笑顔でした。

大学進学のため、私は十八歳から2315キロメートルほど離れる杭州という町へ行きました。

杭州は浙江省の省人民政府の所在地です。中国八大古都の一であり、国家歴史文化名城に指定されています。13世紀は世界最大の都市でした。「上に天国あり、下に蘇州・杭州あり。(上有天堂、下有蘇杭。)」とたたえられました。呉越国の都となり、南宋時代には事実上の首都、臨安府が置かれました。

市中心部の西には世界遺産の西湖という湖があり、国の内外より多くの観光客が訪れます。西湖十景を説明します。

蘇堤春暁
曲院風荷
雷峰夕照
断橋残雪
平湖秋月
  浙江中医薬大学

日本文化に大きく影響を受けました。特に漫画「スラムダンク」と日本のバンド「XJAPAN」に熱中して、中学でバスケットボールとギターを始めました。大学時代はバスケ部に入部し、バンドでギターを担当しました。

浦沿コミュニティ病院
大学卒業後の二年間浦沿コミュニティ病院で外科医として勤めました。難病の治療方法を研究したくで、大学の教授から日本を勧めて頂いで、日本の先進医学を勉強するためと異文化を感じるため、日本へ の留学を決意しました。
ARC日本語学校

日本に来たところは「ARC」という日本語学校で日本語を勉強しました。印象に残るのは東日本大震災です。発生の時は日本語学校で勉強中で『外へ出ろ』と、私たちの留学生を真っ先に逃げがしてくれた教員の対応に感動しました。

人工股関節

今は北里大学で整形外科の専門として、変形性股関節症などの治療に使う人工股関節の研究と開発に勤しんでいます。人工関節置換術とは、変形性関節症や関節リウマチなどの疾患により悪くなった関節 の表面を取り除いて、人工関節に置き換える手術です。人工関節は、主に金属やセラミック、ポリエチレンなどでできており、関節の痛みの原因となっている部分を取り除くため、他の治療法と比べると「痛みを取る」効果が大きいのが特徴です。

現在は修士、来年四月からは博士課程で「ips細胞」など再生医療に目を向け専門を掘り下げて行くつもりです。将来的には国境を超えた共同研究をし、国と国の架け橋になりたいと思います。元来、動物を構成する種々の細胞に分化し得る分化万能性は、胚盤胞期の胚の一部である内部細胞塊や、そこから培養されたES細胞(胚性幹細胞)、および、ES細胞と体細胞の融合細胞、一部の生殖細胞由来の培養細胞のみに見られる特殊能力であったが、iPS細胞の開発により、受精卵やES細胞を全く使用せずに分化万能細胞を単離培養することが可能となった。

分化万能性を持った細胞は理論上、体を構成するすべての組織や臓器に分化誘導することが可能であり、ヒトの患者自身からiPS細胞を樹立する技術が確立されれば、拒絶反応の無い移植用組織や臓器の作製が可能になると期待されている。ヒトES細胞の使用において懸案であった、胚盤胞を滅失することに対する倫理的問題の抜本的解決に繋がることから、再生医療の実現に向けて、世界中の注目が集まっている。

また、再生医療への応用のみならず、患者自身の細胞からiPS細胞を作り出し、そのiPS細胞を特定の細胞へ分化誘導することで、従来は採取が困難であった組織の細胞を得ることができ、今まで治療法のなかった難病に対して、その病因・発症メカニズムを研究したり、患者自身の細胞を用いて、薬剤の効果・毒性を評価することが可能となることから、今までにない全く新しい医学分野を開拓する可能性をも秘めていると言える。

ご清聴ありがとうございました。
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