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第２７８０地区ガバナー
田中　賢三
（茅ヶ崎RC所属)

横須賀市議会議員の永井真人です。今回２回目の卓話となります。今日はお呼びいただきましてありがとうございます。自己紹介は先ほどお配りさせていただいたチラシをご覧いただきたいと思います。今日は市政報告を少しさせていただきたいと思っています。まずお話ししておきたいのは市長と議員の役割についてです。３月に予算の議案を市長が提案し、我々議員が審査をして議決することはご承知のとおりです。つまり市長は予算を提案する予算提案権を有し、議員は提案された議案を決定する議決権を有しています。市長と議員が車の両輪であると言われるのはこのような権利の分担があるからです。さて、現在久里浜港に寄港している日本丸は浦賀で建造された帆船です。皆さんも新聞でご覧になったとおり、まさにこの帆船の久里浜港招致について議会で議論になっています。久里浜港招致は今年度の予算ですから、今年の３月の議会に提案されました。私も総務常任委員会に所属しておりまして、渡された資料に目を通しましたところ、「横須賀で建造された帆船を久里浜港に招致する」と書かれておりましたので、これは当然日本丸のことだろうと思いました。これが３月の議会に市長から提案された議案であります。委員会ではこのことについて質問はほとんど出ることなく、最終的に予算議案は可決されました。つまり、「横須賀で建造された帆船を久里浜港に招致する」事業に関しても、他の予算と同様我々議員が最終的にゴーサインを出したということだけは皆さんに知っていただきたいと思います。ただ、その提案をするに至った経緯については明らかにする必要性を感じましたので、１００条委員会の設置については賛成をしたところであります。議会において、まず文書で検査権を行使する地方自治法９８条に基づく特別委員会が設置され、その後議会に地方自治法１００条に基づく調査権を認める議決をした後に、その権限をすでに設置されている９８条に基づく特別委員会に委任する議決をするというプロセスで１００条委員会が実現しました。他のテーマとしては、任期付職員の採用問題について、そしてポートマーケットにおける違法営業について、があります。任期付職員採用問題に関しては、件の人物が職員採用に至る半年前に市長の後援会に献金した記録が残っていたことから総務常任委員会で取りざたされた案件で、最近の新聞記事で、その後の２回目の採用に至る面接で市長自らが面接官になったのではないかという疑義が持たれています。このことは議会で新聞記事の内容を検証したわけではないので、新聞記事の内容を特別委員会の中でしっかりと検証したいと思います。ポートマーケットの件については、ご存知の方もいらっしゃるとおもいますがバーベキューパークという飲食ブースを営業していた主体が設置したコンテナなどの建築確認を行なっていなかったことが明らかになり問題が表面化しました。この事業は一般財団法人シティサポートよこすかの事業で、ある法人に事業を委任して営業をさせていました。許可なく１ヶ月間営業していたことが問題化しています。以上３つのテーマを今後の特別委員会の中で明らかにしていくことになりますので、推移を注視していきたいと思っています。

後半は健全な精神の持ち方について気をつけていることについてお話ししたいと思います。いろいろなことをやろうとするとき、やはり健全な精神を保っていなければなかなか物事をすすめることが出来ません。私が気をつけていることは三つあります。まず一つは運動を欠かさないこと。そして二つ目は食べ物に気をつけることです。そして三つ目は心に栄養を与えることです。この三つが揃って初めて健全な精神が保てると思っています。心の栄養はドラマを見ることによっても摂取することができます。最近私が一番栄養を補えたなと思うのは、高野山に訪れたときのことです。高野山は標高約９００メートルで、山内には１１７の寺院がある広大な町を形成しています。なんばの駅から約２時間、極楽橋という駅からケーブルカーに乗って目的地を目指します。こんな山奥に何があるのだろうと思いながら進んで行くと目の前に広がるのはたくさんのお寺と開けた町です。世界遺産に登録されて以来外国人観光客が多いようで、私の周りも全員外国人でした。たくさんある寺院のうちの一つに宿を取り、６時から精進料理をいただき、７時から写経をし、８時から湯浴みをし、９時から般若湯（ハンニャトウ）という飲み物をいただき就寝。翌朝は６時半からご住職様の朝のお勤めに参加し法話をお聞きして、また精進料理をいただきました。環境を変えてリフレッシュすることによって心に栄養をたくさん与えることができた一例です。今後も様々なことがありますが、健全な精神を保って何事にも取り組んでいきたいと思っております。本日はお聞きいただきましてありがとうございました。