県少連の大橋代表のご好意で、ようやく実現いたしました!!

1月26日・・・天候不順のため延期になっていた「チャンピオン大会」を見に、荻野小学校へ伺いました。

昨日とは打って変わって寒〜〜〜い日でしたが、子供たちの元気な声が響いてワクワク!ちょうど試合の始まる前で子供たちを相手にノックをしていらっしゃる谷本監督に大橋代表が交渉してくださいました。
ドキドキ・・・

「長坂アトムズ」の子供たちは、道具の扱い方・礼儀・ソフトボールに対する姿勢・・・どれをとっても本当に素晴らしいと常々思っています。まず、どのように躾られているのかを伺いたいのですが。


「躾」だなんて・・・こちら(監督ご本人のこと)がちゃんと躾られていないのに(笑)、子どもに教えられるわけがないじゃないですか(笑)。

おとなが「教えてやる」という態度でいる限りは、決して子どもたちはついて来ませんよ。子どもたちと同じ目線で「ムキになって」やらなくちゃ。私の知っている「子どもと同じ目線の監督」は、数少ないですが、やっぱりそのチームは強いですね。

試合中は、何も発言されないように見えますが。
試合は、子どもたちの「発表会」だからね。発表会のときは何も口出せないでしょう?その代わり、練習のときはめちゃくちゃですよ(笑)! 怒鳴りまくっています(笑)。それも「普通のこと」を怒るから・・・。親御さんたちは、見ていてきっと面食らうと思いますよ(笑)。何を怒っているんだろう!?って・・・。
毎日、練習されていらっしゃるのですか?
そうですね。私は毎日!子どもたちはたまに来れるときだけ。(この箇所、修正入りました!(笑))近くの公園で・・・。(実は私も、下の子の保育園の送り迎えの途中に、毎日拝見しておりました。そして、「毎日ですか?」と驚く私たちに・・・)自営業なので、収入は減ってしまいますが(笑)。
でも、うちの(奥様)が、理解がありまして、たとえ収入が減ったとしても、これ(ソフトボール)をやっている限りは、「悪い道」に逸れたりしないだろうと(笑)・・・。亭主が真っ当な道を歩くためには一番良い薬だと思っていますから、何も言いません!(笑)
具体的にどんな風に指導していらっしゃるのですか?

私は何も教えませんよ(笑)!ただ、「上から投げるように」ということと「バットの振り方」だけです。それだけ言ってやれば、子どもたちは自分で自分のフォームを見つけますよ。最初はまったく形にならなかったような子さえ、練習すれば自信がついてきて、だんだんそれなりに「サマになって」きます。
却って、他から少し野球を知っているような人が来て、「こうだ!ああだ!」いじられちゃうと、困っちゃいますよ(笑)。
だから、親御さんたちにも「あまり余計なことを子どもたちに言わないで」とお願いします。休み明けに、その子のフォームが変わったりしていると、直すのに、ものすごく苦労してしまいますから・・・

子どもたちに、試合中「待て」のサインは出しますか?
出しますよ。もちろん!3ボールだったら、どんなに点差があっても出します。他のチームが3ボールから打ってきてくれたりすると、助かっちゃいます(笑)。(「意外ですね。どんどん積極的に打っていくチームのような気がしていました」の言葉に・・・)そんなことないですよ。子どものソフトだから・・・という気持ちもありますが、やっぱり勝たなくちゃ子どもたちは面白くないですよ。勝つためにはきっちりとやります。
「長坂アトムズ」は、今季で解散かも?・・・といううわさも耳にしていますが。
どうなるか分かりませんが、現在6年生が8名で下の子達が少ないんですね。いままでは下の子たちが上の子たちを見て、真似して色々と覚えてくれたけど、もしもチームを続けるとしたら、一からやらなくてはならないから・・・。
それに、もうひとつ仕事ができちゃったし(横須賀選抜の監督のこと)、2つは両立できないと思うので。
監督業は楽しいですか?(笑)
やってみると分かると思うけどね(笑)。監督やっていて、一番楽しいのは、例えば子どもがNext Batter's Circle に入っていて、自分が何かしらの作戦や助言をする。その結果がすぐに表れたときだね(笑)。気持ちいいよお!!(笑) もちろんただの自己満足なんだけど(笑)。
最後に、監督として大事なことは?
『情熱』(笑)!!!!
それだけですよ。情熱を持って、ソフトボールに、子どもたちに接することだと思います。そうすれば必ず子どもに気持ちは伝わるし、子どもは伸びます。
情熱を持って臨んでください!


「写真は嫌だなあ・・・」と、照れていらした監督をここぞとばかり激写してしまいましたが(笑)、とっても素敵に撮れていますので、載せても良いですよね!!!(笑)

試合前の慌しいお時間を割いてくださったので、短い時間ではありましたが、色々なお話を伺うことができました。予期せぬ「インタビュー実現」でしたので、お会いする前は「あれも聞きたい!これも聞きたい!」と思っていたのに、なんだか半分も伺えなかったような気が・・・(笑) 言葉をメモする気持ちの余裕もなくて(笑)・・・でも、一言ひとこと、はっきりと脳裏に焼きつきましたので感じたままのお話を書かせていただきました。

いつも試合のときに遠目でしかお目にかかれなかったので、試合中の監督のイメージしかなかったのですが、実際にお話しした監督は、
「子どもと同じ目線」をもった、まさしく子どものように「純粋」な「気持ちの熱い」方でした。

管理人はもっともっとファンになりました!! 本当にありがとうございました。

そして、「アトムズ」の試合が始まりました。
整然とノックをして、整然とボール回しをして・・・。やはり王者の貫禄でした。

1回の裏、ノーアウト1,2塁のピンチも、落ち着いてファールボールを判断し、ホームでフォースアウトにし、結局相手チームは得点することができませんでした。(でも、相手チームさんも管理人の大好きなチームで、打線も本当に素晴らしかったです)。特筆すべきは、エースのホームランもですが、3塁ランナーの走塁ですね。この試合の勝因だったように見えました。

一人一人がきちんと自分のするべきことを知っている・・・当り前のことなのかもしれませんが、すごい小学生集団だなあ!(笑)と、この期に及んでまだまだ感心させられることばかりでした。

次回はまた、選抜の試合も見せていただきたいなあ・・・なんて夢の広がる管理人からのレポートでした!

Thanks to... Mr. Oohashi & Mr. Iizuka


 

Congratulation
 
 
谷本 亮さん&豊本 美帆子さん
 
 
 
2003年6月22日 セントラルホテルに於いて

元長坂アトムズ監督 広川省一さん

2005年正月 「愛海」


 いつも近くまで行くと、「さーこーい・・・」って
 みんなの元気な声が聞こえてきた運動公園、
 もう、聞けないんだね・・・静かな長坂になってしまいました。
 

師と仰ぐ

新倉久留和監督

神奈川県初優勝監督です。

兄と仰ぐ

三掘木古庭ファイターズ監督

多くの名プレヤーを育てた

谷本監督

ご苦労さまでした

寂しそうでした。

 

長い間、ご声援頂きありがとうございました。     長坂アトムズ一同