■卓話 「クラブ研修リーダーセミナー報告」 菱沼
正喜会員 |
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2011年6月22日(水) 14:00-17:00 藤沢産業センター |
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◎ガバナーエレクト・現 森ガバナーによる挨拶から始まる。 |
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◎セミナーの進め方については地区研修リーダーの山地PGより説明があり、 |
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第1グループから第9グループまでを2グループに分けて分科会を実施しました。 |
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座席を2重の円を描く様に並べ、内側の円席に分けられた1グループが腰掛けて |
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テーマによる話合いをする。 |
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もう1グループは外側の円席で、その話し合いを聞いているだけ、次のテーマになると |
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内側席と外側席がチェンジする形式で約2時間くらい分科会として行わた。 |
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テーマは『新会員の為一環したオリエンテーションを定期的に実施する』 |
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もう一つは『現会員の為に継続的教育の機会を提供する』の2テーマでした。 |
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参加者クラブのクラブ研修リーダーのほとんどがクラブ研修リーダー制度を |
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良く理解していない時期に何をしているのか、何をしようとしているのか |
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私には解らなかった。 |
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本来であれば、2780地区として本年度から初めて採用するもので、4月17日に |
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開催された地区協での内容をもっと解りやすく説明すべきセミナーであるべきなのに、 |
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今日のセミナー報告としては全く無意味なので困りました。 |
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要するに地区協の時に渡された資料や数日前に安田会長からの資料を全て読み返しました。 |
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この制度は2006年11月にRI理事会で決定されたもので、その目的は、 |
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クラブレベルのロータリー研修を強化・充実することで、クラブ研修リーダーはクラブ会長エレクトが、 |
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次年度のクラブ研修リーダー1名を任命する事で、安田会長からの任命を承諾しました。 |
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クラブ研修リーダーの仕事は、 |
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@クラブの年間研修計画を立案し実施・監督をする。 |
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内容的には |
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1、クラブ指導者が、適宜、地区研修会に出席する。 |
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2、新会員の為に一貫巻したオリエンテーションを定期的に実施する。 |
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3、現会員の為に継続的教育の機会を提供する。 |
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4、全会員が指導力育成プログラムを受ける事が出来るようにする。 |
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Aクラブ研修リーダーの責務について(推奨) |
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1、会員のニーズ調査をする。 |
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2、クラブ会員が何をすべきかを決めるために、クラブ目標を分析する。 |
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3、この2つの責務を遂行する目的で研修会を企画する。 |
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4、新会員オリエンテーションを実施するために、会員増強委員会と協力する。 |
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5、会員候補者を教育するために、会員増強委員会と協力する。 |
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6、全会員に継続的な教育を提供することを目的として、毎週のプログラムを |
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計画するために、クラブ管理運営委員会と協力する。 |
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7、募金活動や財団への寄付について会員を教育するために、ロータリー財団委員会と |
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共に活動する。 |
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8、クラブ会員がロータリーとは何かを説明できるようにするためクラブ広報委員会と協力する。 |
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以上の債務は推奨するもので、自分のクラブに適した事を計画するつもりでいますので |
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その際には皆様のご協力をお願い致します。 |
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資料の中でロータリーの基本〜研修の手引きがあります。 |
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この手引きには、ロータリーのことをより深く理解するための基本的な情報が記述されており |
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定義・奉仕と親睦・歴史・目的・理念・活動他色々と書かれておりかなり役立つ内容だと |
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思いますので、皆さま全員にコピーしてお渡しします。 |
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この資料は第2840地区の地区研修委員会がまとめたものです。 |
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特に私はP17の内容を皆様に発表して今日のセミナー報告を終わりたいと思います。 |
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国際ロータリー第2840地区の現状と課題 |
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会員数の大幅減少 |
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2840地区は、2000年に地区分割により新潟(2560地区)と分かれて |
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群馬県1県の地区となりました。 |
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2840地区の会員数は、日本全体の会員減少(→7ページ危機の時代)と歩調を合わせるように |
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減り続いています。 |
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分割当初、地区全体の会員数は2,540人(2000年7月。ピークは2000年12月の2,570人)でした。 |
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以後毎年100人規模で減少し2005−06年度で下げ止まり、2006−07年度で一時会員増に転じ |
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ましたが、その後、再び減少し、今年2009年7月には1,951人となりました。 |
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2000年からの9年間で24%(およそ4分の1)会員が減少したことになります。 |
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1クラブ平均会員数も、2000年の56.4人から2009年の41.5人と |
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1クラブ平均15人も会員が減少したことになります。 |
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ロータリーの危機の本質は |
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「ロータリーの歴史 危機の時代』(7−8ページ)でも触れたように、 |
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会員数の減少は「危機」の表れに過ぎません。現代の「ロータリーの危機」の本質は、 |
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ロータリーが本来持っていた魅力や力が失われつつあることです。 |
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ロータリーの社会的存在価値が問われているのです。 |
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そして、これは決して他人事ではなく、私たちロータリアン自身と私たちのクラブ自体の問題なのです。 |
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会員数が減少したから資金的に地区やクラブ運営が大変だ、だから「会員増強」を、 |
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というような表層的な対応では「問題解決」できません。 |
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「私たちのクラブの存在価値は何か」 |
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「私たちのクラブはどういうサービスで社会に貢献しようとしているのか」 |
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「私たちのクラブは会員にとっても、地域社会にとっても本当に魅力的か」 |
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「私のロータリアンの目標は何か」 |
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これらの問いにひとつの正解が用意されているわけではありません。 |
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これらの問いに対する答えを、クラブの仲間と誠実に追求していく他に |
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「問題解決」の道はないのではないのでしょうか。 |
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■卓話「気仙沼のボランティアに行って」新中
宗光会員 |
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私は今回で3回目の気仙沼になります。 |
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何故気仙沼かと申しますと、38年前に約3年間、年に3〜4回位仕事で行き来しておりまして、いつも同じ宿にお世話になり親切にして頂きましたし、又、現地にて盲腸の手術を受けたりしてとても思い出深い土地だったので、今回の震災のニュースを受け、とても気になっていました。 |
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そんな折、友人の一人が通訳というボランティアで気仙沼に行き、活動していることがわかりましたので、その友人を追ってまずは現地に行ってみようと思い立ったのです。 |
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テレビ等の報道でボランティアの寝食は個人で確保、また60歳過ぎは行政のボランティアに登録が出来ない等も承知しておりましたので、自分に何が出来るのか不安を抱えたまま、友人の『是非、来て下さい。』の一言を頼りに、まずは作業服と長靴と下着の替えだけを車に積み、気仙沼に向かいました。 |
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現地に着いてみると、友人が滞在している所は、ロサンゼルスに本部を置く『国際サイエントロジーボランティア災害救援チーム』の『東日本大震災災害救援特別チーム』という団体が借りている一軒家で、世界各国から人が集まり、常時20人前後での共同生活が賄われていました。食事は交代で作り、寝るところも雑魚寝ながら雨風をしのげる環境です。 |
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車の中で寝る覚悟をして行きましたし、当時はまだ悪条件の避難場所での寝食を強いられていた被災者の皆さまには申し訳なかったのですが、老齢の私としましては、ある意味ホッと致しました。 |
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また、ボランティアの殆どの人が外国人で、英会話の出来ない私はどうしたものかと躊躇しましたが、片言の単語で何とか通じることもわかりましたし、食事も日本食が多く、上手に共存できる形が出来上がっていました。 |
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私に与えられた仕事は、一軒家のある地域にゴミ焼却所に隣接して温水プールやお風呂の設備が整った場所があり、その近くの避難所で暮らしている方達を順次お風呂にお送りし、また避難所に送っていくという送迎です。 |
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私の車では一度に3〜4人しか乗れませんので、ピストン輸送で一日大体10人前後の方達の送り迎えが出来たと思います。 |
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又この団体は、毎日何ヶ所もある避難所を回り、『何か困っていることはありませんか?』『必要な物は足りていますか?』と、ある意味の営業活動をしていますので、その際の運転手もしました。力仕事には自信を失くしている私ですので、自分にも出来る、適した仕事を与えられたことは幸いでした。 |
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あとは、余った時間を使って、震災までは空家だったため、手付かずのままになっていた未修理の建具の部分を直したり、布団干し場を作ってあげたり、疲れて帰ってくるボランティアの人達をねぎらってあげたりと、自分にも出来ることは探せばたくさん有ることもわかりました。 |
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ボランティアの人達を支える陰のボランティアとでも言うのでしょうか。微力ではありますが、これからも時間が許す限り、足を運びたいと思っています。 |