|
RIテーマ “ENGAGE
ROTARY CHANGE LIVES” |
|
第2780地区ガバナー |
|
|
|
第1679回例会週報 | |
2013年9月9日(月) | |
■合唱 | 「我等の生業」 |
■ゲスト紹介 | |
■ビジター紹介 |
■会長報告 | なし |
■幹事報告 | *横須賀北クラブ及び横須賀西クラブより、週報受領。 |
*ガバナー月信(2013/09/01 Vol.3)及びロータリーの友(2013 Vol.61 9)受領。 | |
■出席報告 |
会員 | 出席 | 免除会員の出席 | 本日の出席率 | 前週メークアップ前 | 前週メークアップ後 |
18名 | 12名 | 5名 | 75.00% | 86.67% |
86.67% |
■メークアップされた会員 | |
なし |
■ニコニコボックス報告 |
||
1 | 渡辺 治夫様 | 本日はお世話になります。 |
(横須賀クラブ) | ||
2 | 新中 宗光君 | 東京オリンピック2020、決定しました。長生きしたいです。 |
3 | 佐藤 明君 | 東京オリンピック、よかったですね。渡辺様、ようこそ。 |
4 | 安田 治君 | 岩村様、ようこそいらっしゃいませ。卓話、宜しくお願いします。 |
5 | 後藤 忠雄君 | 毎回皆さんの手をわずらわせておりますので、何か良いキャスター付のイスがあれば教えて下さい。 |
6 | 井上 祐一君 | 岩村様、卓話よろしくお願いします。ガバナーエレクトの渡辺様、ようこそ。 |
7 | 真木 英一君 | 渡辺様、ようこそ。申し訳ありません、早退いたします。 |
8 | 大橋 昭夫君 | 岩村様、卓話よろしくお願い致します。渡辺様、ようこそ。 |
9 | 菅原 英明君 | 2020年東京オリンピック決定、お目出度うございます。色んな面で良い方向に行くと良いですね。 |
プロバスクラブの岩村さん、スピーチよろしくお願いします。 | ||
渡辺ガバナーエレクト、ようこそ。 | ||
10 | 西田 金忠君 | 2020年迄生きるぞ。渡辺様、ようこそ。岩村様、本日の卓話よろしく。 |
11 | 森 勇人君 | ついに決定2020年東京オリンピック。岩村様、卓話楽しみにしています。 |
渡辺ガバナーエレクト、ようこそ。 | ||
12 | 坂本 喬彦君 | 渡辺様、お久しぶりですね。次年度大変ですが、よろしくお願い致します。 |
プロバスクラブの岩村様、よろしくお願い致します。 |
前日計 |
151,000円 | 本日計 | 13,000円 | 累計 | 164,000円 |
■委員会報告 | 親睦委員会 |
秋の親睦旅行 |
|
会員増強・維持委員会 | |
入会ツールを平成25年9月30日(月)第1680回例会時にご提出願います。 |
■卓話「ネットワーク社会の光と影」 神奈川・横須賀プロバスクラブ 岩村 奉武様 |
ネットワーク社会の光と影 〜インターネットの利便性と危険性〜 平成25年9月9日 岩村 奉武 |
1 |
自己紹介 ■大学2年生(昭和40年)からコンピューターに係わり、45年以上の経験を有する。 ■扱ったコンピューターは多岐にわたる 大型、スパコン、オフコン、パソコンなど ■石川島播磨重工業(現IHI)の情報システム部門で、システムの開発業務に従事。最終的には情報システム部長。 |
2 |
インターネットの歴史(1) ■1990年までは学術社会(またはマニア?)のみで使われていた。 ■1990年代前半は、一部の企業と研究機関で使われていた通信手段。 ■1996年にマイクロソフト社のパソコンOSである、Windows95の普及により、大手企業でパソコン一人1台体制となり、インターネットも普及した。 ■90年代後半には一般家庭にもパソコンが普及し、インターネットも大衆化した。 |
3 |
インターネットの歴史(2) ■99年NTTドコモがi-モードを発表し、携帯電話でもインターネットが利用できるようになった。 ■2000年に入り、各種携帯電話がインターネットに接続できるようになり、インターネットユーザーが爆発的に増加した。 ■2005年以降、携帯電話(携帯端末)が子どもから高齢者まで広がった。 ■光ファイバーの普及により、通信速度が飛躍的に向上した。 |
4 |
インターネットの歴史(3) ■電話、情報関連機器のみならず、家電や車までインターネットで繋がる時代になった。 ■携帯電話が一人1台時代になり、インターネットは常に身の周りにある時代になった。 日本での携帯電話登録数:約1億2000万台 ■2010年代はスマートフォンの時代 携帯電話の販売台数の大半がスマホ 最近では子どもまでスマホが広まっている 今までの携帯電話:電話がパソコンに近づいた スマートフォン:パソコンが電話に近づいた |
5 |
インターネットは新しいインフラ ■今までのインフラ 電気、ガス、水道、道路、鉄道、飛行場 ■これからの重要なインフラ ■2010年代はスマートフォンの時代 ネットワーク(インターネット) 〜経済、社会の「神経系」を担うインフラ〜 いまや 「インフラ中のインフラ」と言われている |
6 |
7 |
インターネットの国別利用者数(2012年)
|
8 |
9 |
加入電話・携帯電話等の累計加入台数の推移(2010年11月末) |
10 |
インターネットの特徴(1) ■インターネットはボーダレスである。 ■表面的には匿名性が高い。 ■個人での使用が主体であり、家族でさえ子どもが何に使っているのかわからない。 (子どもの電話使用、メール使用の監視ができない。) |
11 |
インターネットの特徴(2) ■1対1、1対n、n体1、n体nのコミュニケーションが可能。 ■フェイスブックはn体nが可能なため、多くの人を巻き込むのに有効な手段となった。 ■ツイッターは1対nであるが、東日本大震災ではその有効性が確認された。 呟いておけば、多くのフォローアーが反応してくれる。 |
12 |
阪神・淡路大震災 ■1995年1月17日 早朝発生 インターネットも携帯電話もほとんど普及していない時代 東京からでさえ、何が起こっているか、2時間ほど不明 |
13 |
米国の同時多発テロ ■2001年9月11日 現地時間午前発生、生々しいライブ中継がショックを与えた。 インターネットは普及途上で、あまり役に立たなかった。 携帯電話はまだ普及していなかった。 |
14 |
東日本大震災(1) ■2011年3月11日 14時46分発生 インターネットの役割が極めて重要になった。 携帯電話が大いに役に立った。 |
15 |
東日本大震災(2) ■想定外(逃げ口上?)の大津波が広範囲に被害を与えた。 ■第一福島原発のトラブルも想定外(?)の津波によりバックアップシステムを破壊した。 ■阪神・淡路大震災の時との違いは、携帯電話とインターネットの普及による情報の可視化が顕著になった。 ■悪意に満ちたチェーンメールが横行し、民衆に混乱を与えた。 ■電話は通じないが、携帯メールが辛うじて通じた。 |
16 |
情報セキュリティー ■社会全体が直面する新次元のリスク @国家安全保障の問題 A安全・安心の社会構造 B機密情報の漏洩 C情報システムのダウン D不正操作 E未必の故意 F風評被害
|
17 |
国家安全保障の問題 ■東日本大震災においても、安全保障対策にインターネットが果たした役割は大きい。 ■ボーダレスの社会だけに、サーバー攻撃に対する防衛策が必要であるが、日本ではまだまだ手薄い感じがする。 ■今後は防衛省にとって重要なミッションになる。 ■情報は瞬時に広がるため、監視体制の構築が重要になる。 |
18 |
安全・安心社会の構築 ■ネットワークは便利社会の象徴でもあるが、闇社会のツールであることの認識が必要。 ■その仕組みについて十分な理解が無いと、危険なツールになる可能性が強い。 ■陸・海・空に続くネット(サイバー)という新しいカテゴリーが確立された。 ■利用方法によっては安全・安心のために有効の手段となりうる。 |
19 |
機密情報の漏洩 ■国、地方公共団体、企業、個人情報など漏洩させてはいけない情報の管理が重要課題。 ■国外からの操作で情報を漏洩させることが可能である。 ■日本は海に囲まれているため、日本人はボーダレスの感覚に疎い。 ■意図的な漏洩に対する防備も重要であるが、意識しない(過失も含む)漏洩が多い。 ■ソニーから個人情報約1億人分(2種類)流失した?これにより、ソニーの信用が失墜した。 これもハッカーの攻撃によると言われている。 |
20 |
情報システムのダウン ■社会に与える影響が大きくなっている みずほ銀行のシステムダウン 東日本大震災時のシステムダウン 企業にとっては重要な中枢機能 国民にとっては空気のような存在 ■バックアップシステムの質が問われている |
21 |
不正操作 ■金融機関による不正操作の事例は数多く報告されている。 ■パソコンの普及のため、自由に使用させていたインターネットについて、厳しい管理をする企業が増えてきた。 ■仕組みを理解すれば、不正アクセスは比較的容易にできる。そのための防御策は必須となる。 |
22 |
未必の故意(無知によるトラブル) ■インターネットは風評被害の温床 ■チェーンメールなどは無意識のうちに広がる可能性がある。 ■個人情報がいつの間にか盗まれている事例が多発している。 ■出会い系サイトなど、闇サイトに自動的に誘導され、多額な請求書が送付される事例が多発している。 |
23 |
風評被害 ■今回の東日本大震災における風評被害は目に余るものがある。 ■報道されている以上に、インターネットを通じて風評が流されている。特に携帯を通じて様々な人が間違った情報を読み、それを信じ、友人に転送している。 ■福島ナンバーの車は放射能に汚染されているので通行を禁止など、かなり悪質なものが多い。 |
24 |
インターネットの問題点(1) ■情報セキュリティーの問題点の本質が理解されていない。 ■インターネットはあまりに短期間で発展したため、便利さのみがクローズアップされ、その危険性が認識されていない。 ■学校での教育カリキュラムが整理されていない。 ■インターネットを利用するのに特殊技術が要らず、フリーテクノロジーになっている。 |
25 |
インターネットの問題点(2) ■情報セキュリティーの教育体系が整備されていない。 怖さが理解されていない 理解できる(または講義できる)先生があまりにも少ない カリキュラムが整備されていない 情報系の講義体系がない |
26 |
インターネットの問題点(3) ■情報セキュリティーは国家の安全保障問題であるとの認識がない 省庁間の連携がほとんどない 内閣府、通産省、防衛省、総務省、国土交通省、文部省、etc 情報戦略省(庁)の創設が必須(?) |
27 |
インターネットの問題点(4) ■社会全体が直面する新次元のリスク リスクの拡大 リスクの変質 新次元のリスクへの対応と問題意識 ■総合的な情報セキュリティー戦略の必要性 対症療法的対応の限界 おおげさに言えば、安全保障上の重大課題 |
28 |
提案(問題提起) ■国はICT(情報ネットワーク)を担当する省庁を設けるべきである。 ■情報セキュリティー教育のカリキュラムを早急に制定し、教員に対する教育を徹底する。 ■情報セキュリティー教育は小学校から始めるべきであり、継続的に実施すべき課題である。 ■この問題に関わる教員養成に取り組むべきである。 |
29 |
私にできること ■希望があればこのようなプレゼンテーションをどこででも実施する。 ■出前トークとして、学校や様々な会合で啓発活動を行う。 ■情報セキュリティーに関わる問題は日々変わっているので、常に新しい問題を捉え、その対応策を対外的に発信する。 |
30 |
■ご清聴有難うございました |
-end- |