例会日時 月曜日 12:30〜13:30
 例会場 湘南信用金庫北久里浜支店 2階
 事務所 〒239−0807  横須賀市根岸町3−3−18
  湘南信用金庫北久里浜支店内
  TEL&FAX 046−837−1211

E-mail:

yokosuka-sw-rc@dnsip.ne.jp

URL:

http://www.dnsip.ne.jp/~yokosuka-sw-rc
 会長 新中    宗光
 副会長 佐藤       明
 幹事 安田       治
 会報委員長 大橋    昭夫

RIテーマ “ENGAGE ROTARY CHANGE LIVES

国際ロータリー会長 ロン D.バートン
(
米国オクラハマ州 、ノーマンRC

第2780地区ガバナー
相澤 光春
(ふじさわ湘南RC)

第1679回例会週報
2013年9月9日(月)
合唱 「我等の生業」
ゲスト紹介

神奈川・ 横須賀プロバスクラブ
岩村 奉武(
ともたけ)様

ビジター紹介

横須賀クラブ
渡辺 治夫様
第2780地区ガバナーエレクト

会長報告 なし
幹事報告 *横須賀北クラブ及び横須賀西クラブより、週報受領。
*ガバナー月信(2013/09/01 Vol.3)及びロータリーの友(2013 Vol.61 9)受領。
出席報告
会員 出席 免除会員の出席 本日の出席率 前週メークアップ前  前週メークアップ後
18名 12名 5名 75.00% 86.67%

86.67%

メークアップされた会員
  なし

ニコニコボックス報告

渡辺 治夫様 本日はお世話になります。
(横須賀クラブ)
新中 宗光君 東京オリンピック2020、決定しました。長生きしたいです。
佐藤 明君 東京オリンピック、よかったですね。渡辺様、ようこそ。
安田 治君 岩村様、ようこそいらっしゃいませ。卓話、宜しくお願いします。
後藤 忠雄君 毎回皆さんの手をわずらわせておりますので、何か良いキャスター付のイスがあれば教えて下さい。
井上 祐一君 岩村様、卓話よろしくお願いします。ガバナーエレクトの渡辺様、ようこそ。
真木 英一君 渡辺様、ようこそ。申し訳ありません、早退いたします。
大橋 昭夫君 岩村様、卓話よろしくお願い致します。渡辺様、ようこそ。
菅原 英明君 2020年東京オリンピック決定、お目出度うございます。色んな面で良い方向に行くと良いですね。
プロバスクラブの岩村さん、スピーチよろしくお願いします。
渡辺ガバナーエレクト、ようこそ。
10 西田 金忠君 2020年迄生きるぞ。渡辺様、ようこそ。岩村様、本日の卓話よろしく。
11 森 勇人君 ついに決定2020年東京オリンピック。岩村様、卓話楽しみにしています。
渡辺ガバナーエレクト、ようこそ。
12 坂本 喬彦君 渡辺様、お久しぶりですね。次年度大変ですが、よろしくお願い致します。
プロバスクラブの岩村様、よろしくお願い致します。

前日計

151,000円 本日計 13,000円 累計 164,000円
委員会報告 親睦委員会


坂本委員長

秋の親睦旅行
開催日:平成25年11月21日(木)〜22日(金)
行先:伊勢方面
行程: 11月21日(木) 配車各地07:00〓横〃〓東名道・新東名〓蒲郡にて昼食〓東名道・伊勢湾岸道・東名阪・伊勢道〓お伊勢さん外宮(参拝)〓鳥羽 マリテーム 海幸園 樹風花(宿泊)
行程:11月22日(金) 宿泊地08:30〓09:00お伊勢さん内宮・おはらい町・おかげ横丁(参拝・散策)11:15〓11:30昼食・・・・二見浦・夫婦岩(散策)13:00〓伊勢道・東名阪・伊勢湾岸道・東名道・横〃〓20:00各地配車

会員増強・維持委員会


菅原委員長

入会ツールを平成25年9月30日(月)第1680回例会時にご提出願います。
卓話「ネットワーク社会の光と影」 神奈川・横須賀プロバスクラブ  岩村 奉武様

ネットワーク社会の光と影
〜インターネットの利便性と危険性〜
平成25年9月9日
岩村 奉武

1

自己紹介
大学2年生(昭和40年)からコンピューターに係わり、45年以上の経験を有する。
扱ったコンピューターは多岐にわたる 大型、スパコン、オフコン、パソコンなど
石川島播磨重工業(現IHI)の情報システム部門で、システムの開発業務に従事。最終的には情報システム部長。

2

インターネットの歴史(1)
1990年までは学術社会(またはマニア?)のみで使われていた。
1990年代前半は、一部の企業と研究機関で使われていた通信手段。
1996年にマイクロソフト社のパソコンOSである、Windows95の普及により、大手企業でパソコン一人1台体制となり、インターネットも普及した。
90年代後半には一般家庭にもパソコンが普及し、インターネットも大衆化した。

3

インターネットの歴史(2)
99年NTTドコモがi-モードを発表し、携帯電話でもインターネットが利用できるようになった。
2000年に入り、各種携帯電話がインターネットに接続できるようになり、インターネットユーザーが爆発的に増加した。
2005年以降、携帯電話(携帯端末)が子どもから高齢者まで広がった。
光ファイバーの普及により、通信速度が飛躍的に向上した。
4
インターネットの歴史(3)
電話、情報関連機器のみならず、家電や車までインターネットで繋がる時代になった。
携帯電話が一人1台時代になり、インターネットは常に身の周りにある時代になった。
日本での携帯電話登録数:約1億2000万台
2010年代はスマートフォンの時代
携帯電話の販売台数の大半がスマホ
最近では子どもまでスマホが広まっている

今までの携帯電話:電話がパソコンに近づいた
スマートフォン:パソコンが電話に近づいた
5
インターネットは新しいインフラ
今までのインフラ
電気、ガス、水道、道路、鉄道、飛行場
これからの重要なインフラ
2010年代はスマートフォンの時代
ネットワーク(インターネット)
〜経済、社会の「神経系」を担うインフラ〜

いまや
「インフラ中のインフラ」と言われている
6
7
インターネットの国別利用者数(2012年)

8
9
加入電話・携帯電話等の累計加入台数の推移(2010年11月末)

10
インターネットの特徴(1)
インターネットはボーダレスである。
表面的には匿名性が高い。
個人での使用が主体であり、家族でさえ子どもが何に使っているのかわからない。
(子どもの電話使用、メール使用の監視ができない。)
11
インターネットの特徴(2)
1対1、1対n、n体1、n体nのコミュニケーションが可能。
フェイスブックはn体nが可能なため、多くの人を巻き込むのに有効な手段となった。
ツイッターは1対nであるが、東日本大震災ではその有効性が確認された。
呟いておけば、多くのフォローアーが反応してくれる。
12
阪神・淡路大震災
1995年1月17日 早朝発生
インターネットも携帯電話もほとんど普及していない時代
東京からでさえ、何が起こっているか、2時間ほど不明
 
13
米国の同時多発テロ
2001年9月11日
現地時間午前発生、生々しいライブ中継がショックを与えた。
インターネットは普及途上で、あまり役に立たなかった。
携帯電話はまだ普及していなかった。

14
東日本大震災(1)
2011年3月11日 14時46分発生
インターネットの役割が極めて重要になった。
携帯電話が大いに役に立った。

15
東日本大震災(2)
想定外(逃げ口上?)の大津波が広範囲に被害を与えた。
第一福島原発のトラブルも想定外(?)の津波によりバックアップシステムを破壊した。
阪神・淡路大震災の時との違いは、携帯電話とインターネットの普及による情報の可視化が顕著になった。
悪意に満ちたチェーンメールが横行し、民衆に混乱を与えた。
電話は通じないが、携帯メールが辛うじて通じた。
16
情報セキュリティー
社会全体が直面する新次元のリスク
@国家安全保障の問題
A安全・安心の社会構造
B機密情報の漏洩
C情報システムのダウン
D不正操作
E未必の故意
F風評被害

17
国家安全保障の問題
東日本大震災においても、安全保障対策にインターネットが果たした役割は大きい。
ボーダレスの社会だけに、サーバー攻撃に対する防衛策が必要であるが、日本ではまだまだ手薄い感じがする。
今後は防衛省にとって重要なミッションになる。
情報は瞬時に広がるため、監視体制の構築が重要になる。
18
安全・安心社会の構築
ネットワークは便利社会の象徴でもあるが、闇社会のツールであることの認識が必要。
その仕組みについて十分な理解が無いと、危険なツールになる可能性が強い。
陸・海・空に続くネット(サイバー)という新しいカテゴリーが確立された。
利用方法によっては安全・安心のために有効の手段となりうる。
19
機密情報の漏洩
国、地方公共団体、企業、個人情報など漏洩させてはいけない情報の管理が重要課題。
国外からの操作で情報を漏洩させることが可能である。
日本は海に囲まれているため、日本人はボーダレスの感覚に疎い。
意図的な漏洩に対する防備も重要であるが、意識しない(過失も含む)漏洩が多い。
ソニーから個人情報約1億人分(2種類)流失した?これにより、ソニーの信用が失墜した。
これもハッカーの攻撃によると言われている。
20
情報システムのダウン
社会に与える影響が大きくなっている
みずほ銀行のシステムダウン
東日本大震災時のシステムダウン
企業にとっては重要な中枢機能
国民にとっては空気のような存在
バックアップシステムの質が問われている
21
不正操作
金融機関による不正操作の事例は数多く報告されている。
パソコンの普及のため、自由に使用させていたインターネットについて、厳しい管理をする企業が増えてきた。
仕組みを理解すれば、不正アクセスは比較的容易にできる。そのための防御策は必須となる。
22
未必の故意(無知によるトラブル)
インターネットは風評被害の温床
チェーンメールなどは無意識のうちに広がる可能性がある。
個人情報がいつの間にか盗まれている事例が多発している。
出会い系サイトなど、闇サイトに自動的に誘導され、多額な請求書が送付される事例が多発している。
23
風評被害
今回の東日本大震災における風評被害は目に余るものがある。
報道されている以上に、インターネットを通じて風評が流されている。特に携帯を通じて様々な人が間違った情報を読み、それを信じ、友人に転送している。
福島ナンバーの車は放射能に汚染されているので通行を禁止など、かなり悪質なものが多い。
24
インターネットの問題点(1)
情報セキュリティーの問題点の本質が理解されていない。
インターネットはあまりに短期間で発展したため、便利さのみがクローズアップされ、その危険性が認識されていない。
学校での教育カリキュラムが整理されていない。
インターネットを利用するのに特殊技術が要らず、フリーテクノロジーになっている。
25
インターネットの問題点(2)
情報セキュリティーの教育体系が整備されていない。
怖さが理解されていない
理解できる(または講義できる)先生があまりにも少ない
カリキュラムが整備されていない
情報系の講義体系がない
26
インターネットの問題点(3)
情報セキュリティーは国家の安全保障問題であるとの認識がない
省庁間の連携がほとんどない
内閣府、通産省、防衛省、総務省、国土交通省、文部省、etc
情報戦略省(庁)の創設が必須(?)
27
インターネットの問題点(4)
社会全体が直面する新次元のリスク
リスクの拡大
リスクの変質
新次元のリスクへの対応と問題意識
総合的な情報セキュリティー戦略の必要性
対症療法的対応の限界
おおげさに言えば、安全保障上の重大課題
28
提案(問題提起)
国はICT(情報ネットワーク)を担当する省庁を設けるべきである。
情報セキュリティー教育のカリキュラムを早急に制定し、教員に対する教育を徹底する。
情報セキュリティー教育は小学校から始めるべきであり、継続的に実施すべき課題である。
この問題に関わる教員養成に取り組むべきである。
29
私にできること
希望があればこのようなプレゼンテーションをどこででも実施する。
出前トークとして、学校や様々な会合で啓発活動を行う。
情報セキュリティーに関わる問題は日々変わっているので、常に新しい問題を捉え、その対応策を対外的に発信する。
30
ご清聴有難うございました

-end-

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