例会日時 月曜日 12:30〜13:30
 例会場 湘南信用金庫北久里浜支店 2階
 事務所 〒239−0807  横須賀市根岸町3−3−18
  湘南信用金庫北久里浜支店内
  TEL&FAX 046−837−1211

E-mail:

yokosuka-sw-rc@dnsip.ne.jp

URL:

http://www.dnsip.ne.jp/~yokosuka-sw-rc
 会長 坂本    喬彦
 副会長 新中    宗光
 幹事 安田       治
 会報委員長 大橋    昭夫

RIテーマ “Peace Through Service

国際ロータリー会長 田中 作治
(
日本、八潮RC

第2780地区ガバナー
菅原 光志
(鎌倉RC)

第1654回例会週報
2013年2月18日(月)
合唱 「我等の生業」
ゲスト紹介 特定非営利活動法人(NPO)
海外に子ども用車いすを送る会
 理事(神奈川県担当)
能勢 規弘(
のせのりひろ)様

 

ビジター紹介

なし

会長報告 *ガバナー事務所より、「2013年地区協議会開催通知」受領。
   開催日:平成25年4月21日(日) 登録開始:12:00 協議会点鐘:13:00
   開催場所:麻布大学 登録費:8,000円/一人 登録締切:平成25年3月19日(月)
*次年度第一グループガバナー補佐、飯塚様より、横須賀南西クラブのガバナー公式訪問は10月7日(月)で調整済み。
   変更希望締切は平成25年2月25日(月)まで。
幹事報告 *横須賀・横須賀北クラブより、3月の例会案内受領。
*横須賀・三浦・横須賀西クラブより、週報受領。
出席報告
会員 出席 免除会員の出席 本日の出席率 前週メークアップ前  前週メークアップ後
20名 15名 5名 83.33% 70.59%

70.59%

メークアップされた会員
  地区米山奨学生修了式及び歓送会→安田会員。
  地区ローターアクト年次大会→宮本会員。

ニコニコボックス報告

坂本 喬彦君 いつまでも寒いですね。小生、風邪をひきました。マスクをして来ましたが、よろしければ「おすそわけ」をしますよ。
新中 宗光君 能勢さん、卓話よろしくお願いします。
安田 治君 能勢様、ようこそ南西RCへ。卓話宜しくお願いします。
後藤 忠雄君 皆さん、健康に注意して下さい。
井上 祐一君 能勢規弘様、卓話よろしくお願いします。
真木 英一君 能勢様、卓話よろしくお願い致します。
大橋 昭夫君 能勢様、卓話よろしくお願い致します。
菅原 英明君 申訳ありませんが、早退させていただきます。能勢様、スピーチよろしくお願いします。
青木 光男君 能勢様、本日の卓話よろしくお願いします。
10 宮本 清志君 能勢様、卓話宜しくお願いします。
11 西田 金忠君 能勢様、卓話よろしくお願いします。
12 森 勇人君 能勢様、卓話よろしくお願い致します。
13 平野 忠雄君 能勢様、本日宜しくお願い致します。

前日計

404,317円 本日計 15,000円 累計 419,317円

卓話 「 NPO法人海外に子ども用車いすを送る会」について 能勢 規弘様

講師紹介 (新中宗光会員)
昭和15年生まれ 72歳

東京生まれの東京育ち
昭和38年3月 一橋大学商学部経営学科卒
昭和38年4月 松下電器に入社
4年間の国内営業を経て、昭和42年にフィリピンの同社合弁会社に赴任
昭和49年帰国し、横浜を拠点に輸出営業、海外営業の展開に従事
定年退職までの25年間で50ヵ国、トータル250回を超える海外出張
10ヵ国での工場と4ヵ国での製品開発研究所の運営に携わる
平成12年定年退職後、生活の軸を高齢者・障害者福祉に移し、高齢者福祉施設訪問は3300回を超える
一年間、松下政経塾事務局長(実母の脳卒中介護のため辞職)
四年間、神奈川県福祉サービス第3者評価推進機構の理事
高齢者用いすの補助具の自作(すでに60個寄贈)
平成22年、70歳にしてカナダの大学に正規学生として留学
東日本大震災後に一時帰国し、被災地ボランティアとして奉仕活動
平成24年、妻のパーキンソン病発症により留学継続を断念
特定非営利活動法人(NPO) 海外に子ども用車椅子を送る会 理事(神奈川県担当)として現在に至る
  はじめに
  気仙沼には7回ほどボランティア活動に行きました。新中さんは6回行かれ、自車も奉仕活動に貢献されました。昭和38年、松下電器に入社し国内営業担当は横須賀と三浦郡でした。全部で55店舗、その一つに津久井の小野電気さんがありました。毎日、パブリカ700cc、空冷2気筒で回った思いでがあるので、里帰りしてきた感じがします。

1 私たちの活動

  平成25年2月18日

NPO法人
海外に子ども用車椅子を送る会
理事 能勢 規弘
(神奈川支部担当)

2 会の概要
設立 2004年6月19日
法人格取得 2006年4月25日
本部 東京都福生市神美平町
神奈川支部 横浜市南区南吉田町
活動内容 海外への子ども用車椅子の寄贈
(日本製の使用済み車椅子)
会員数 約70名
3 活動と目的
不要になった子ども用車椅子を集め、新品同様に整備して、
車椅子の入手が儘ならない開発途上国の障害者施設に、無償で贈ります
それにより、肢体不自由児たちの使用に供してもらい、彼らに屋外に出て行動範囲を広げられる喜び、社会の人々や自然と触れ合う喜びを得てもらいます
彼等の親族の身体的軽減につなげます
  この人々の喜ぶ顔も、私たちの励みになります


 

4 子ども用車椅子と大人用車椅子の違い
子ども用車椅子
子どもが座ってズレ落ちない機能が装備されている
食事する、寝るなどの生活のできる装備が付属されている
オーダーメード(個々人の障害に合わせて製作されている)
価格15万〜30万円
 
大人用車椅子
ズレ落ち防止機能がない
食事する、寝るなどの生活機能がない
レディメード(メーカーの標準仕様)
価格3万〜5万円

 
5 当会が寄贈している車椅子(例)
自操式 介助式 介助式 介助式
自分で車輪を回して進む 後ろから介助者が押す 後ろから介助者が押す 後ろから介助者が押す
リクライニング無し リクライニング リクライニング リクライニング
       
ストレッチャー式 臥位式 バギー式 座位保持装置
イスを水平にすると、 うつ伏せに乗る車椅子 乳母車タイプ車椅子 室内専用車椅子
ベットになる     食事や勉強をするための車椅子


6 当会が寄贈している医療機器「子ども用(例)」
歩行訓練器 歩行訓練器 歩行訓練器
シャワーチェアー 立位保持訓練器 短下肢装具
7 日本の車椅子購入医療制度の現状
子ども用車椅子の価格が高額(15〜30万円)
新品購入に国と地方自治体から補助金(90%)
リサイクル中古品に補助金は支給されない
新品を購入した方が保護者の負担は少ない
 
  子どもの成長により車椅子も補装具も2〜3年で買換えられ、
  古いものは廃棄される
  新規の購入に補助金の支給が繰り返される
8 開発途上国での実情
多くの肢体不自由な子ども達は家の中に閉じ込められた
  生活をしている
子ども用の車椅子などは皆無に近い
多くの子どもたちが、一日中ベッド中で過ごし、
  日光浴の機会を得られていない
9 WHO(世界保健機構)推計
世界で車椅子を必要としている人 6500万人
車椅子を入手できない人(内訳) 2000万人
車椅子を入手できない子ども 550万人
10 当会の活動の特徴
車椅子を海外に送っている団体は全国に数例あります
  他団体(大人用が中心で、すべての団体が同じ寄贈方式)
    @寄贈先の国へ行く旅行者を探す
    A旅行者に手荷物として車椅子を持って行ってもらう
    B到着空港で団体の関係者に車椅子を渡す
    C寄贈が単発的に終わり、また、受益者の焦点が曖昧?
  当会(子ども用のみに限定し、数をまとめ、施設に寄贈)
    @一度に80〜160台をコンテナで海上輸送する
    A政府機関や日本大使館などの協力を得て寄贈先国の
       肢体不自由児養護施設にまとまった台数を贈る
    B子どもの成長に従い、小さくなった車椅子が別の児童にお下がりで
       回され、粗大ごみ化されることを回避
    C施設の養護品質の改善に貢献しながら、その国の福祉の
       レベル向上の手伝いにつなげる
11 外国に車椅子が届くまで
@車椅子収集 A寄贈先との調整 B清掃 C修理
Dサイズ・重量測定 E梱包・保管 F寄贈資料作成 G寄贈資料送付
Hコンテナ積み I発送 J贈呈式 K車椅子のある生活
12 20ヵ国に37回 3145台を寄贈しました(2013年1月現在)
 

2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度
36台 126台 297台 214台 477台 471台 504台 580台 520台
13 近年の主な寄贈先
 
各国に届けられる子ども用車椅子は、養護施設やリハビリセンターなどに贈られます
10年カンボジア80台 09年タンザニア180台 08年パラグァイ80台
08年マレーシア89台 08年ベトナム172台 07年ブルガリア112台
     
     
14 寄贈国で車椅子が使われている姿
 
スリランカ ニカラグア ベトナム
彼女は重度肢体不自由児で
今まで寝たきりの生活でしたが、
この車椅子を贈られて家族と一緒に
過ごせるようになりました
4歳の女の子、
いつも寝かされっぱなしでしたが、
このイスを使うことで、
お母さんと触れ合うことができる
ようになりました
養護施設の男の子、
健常者と一緒に外で遊ぶことが
できるようになりました
車椅子を贈られた保護者からのメッセージです
15 車椅子が使われている様子
 
タンザニア 「国立ムヒンビリ病院」 2010年1月 110台贈呈
病院では贈られた車椅子の全てに刻印を押され管理されています
16 車椅子が寄贈された効果の事例
 
マレーシア これまで7回 508台を寄贈
寄贈先団体(東方政策元日本留学生同窓会)が
マレーシア政府に子ども用車椅子センターの設立を
申請したところ、
マレーシア政府が、それまでの当会の活動を高く評価して、
センター設立を認可しました
今後は、このセンターがマレーシア政府の助成を得て、
車椅子を肢体不自由児に提供しながら、
国の障害者支援の発展と充実をはかっていきます
17 当会の基本的な姿勢
 
車椅子の寄贈先団体や車椅子使用の受益者
(子ども達の保護者など)から金銭などは受け取りません
しかし、以下の物は頂戴しています
車椅子を受け取った子ども達の写真
子ども達が描いた絵
寄贈団体からの礼状
車椅子贈呈式の写真
18 受取った礼状などの事例
 

礼状や子ども達の描いた絵などを沢山いただきました

 
19 2012年度(2012年4月〜2013年3月)寄贈計画
 
ミャンマー 国立リハビリ病院 40台
マレーシア 東方政策元日本留学生同窓会 150台
*3州のCBR活動拠点に贈呈
   CBR=地域に根ざしたリハビリテーション研究会
インドネシア CBR開発・訓練センター 150台
タイ タイ障害者協会 80台
20 主な課題
 
財源の確保
販売活動をしていないので、決まった収入がありません
企業や個人の篤志家の寄付・慈善団体からの補助金・外務省の補助金が
すべての収入です
1台当たりの寄贈に、1万円前後の費用が掛かっています
2 中古の車椅子の収集
年間500台以上を東京都、神奈川、埼玉、千葉、山梨の各県の肢体障害児の
家族と施設から譲り受けています
20台前後をまとめて、トラックを手配して持ち帰ります
3 ボランティアの確保
毎月第3日曜日に、清掃・整備・梱包作業をします
老若男女30名前後に集まってもらいます(9時〜15時)
21 お願い
 
1 財源確保のために、ご寄付をお願いします
2 清掃・整備・梱包作業を手伝って下さい
  但し、これは近隣に第2作業場を開設してからお願いします
22 おわり
 
ご清聴、誠に有難うございました
何卒、宜しくお願い申し上げます
ご質問を承ります
 

前回例会

  次回例会