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会員 | 出席 | 免除会員の出席 | 本日の出席率 | 前週メークアップ前 | 前週メークアップ後 |
20名 | 14名 | 4名 | 82.35% | 83.33% |
88.89% |
■メークアップされた会員 | |
第一グループ三役会→安田会員。 | |
横須賀西クラブ→安田会員。 | |
社会奉仕(河津桜植樹)→坂本、安田、真木、菱沼、菅原、森、折笠、青木、平野会員。 |
■ニコニコボックス報告 |
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1 | 福嶋 義信様 | いつもお世話になり感謝いたします。 |
(横須賀北クラブ) | ||
2 | 山田 久男様 | 御世話になります。 |
(横須賀西クラブ) | ||
3 | 坂本 喬彦君 | 小林先生、寒い中ありがとうございました。本日はよろしく御願いいたします。 |
昨日、植樹に参加していただいた会員の方々、寒い中ご苦労様でした。 | ||
4 | 新中 宗光君 | 小林様、本日卓話よろしくお願いします。福嶋さん、ようこそ。 |
5 | 安田 治君 | 小林様、ようこそいらっしゃいました。 |
6 | 後藤 忠雄君 | 小林様、卓話よろしくお願い致します。 |
7 | 井上 祐一君 | 小林照夫様、卓話よろしくお願いします。福嶋義信様、山田久男様ようこそ。 |
8 | 真木 英一君 | 根岸交通公園の河津桜植樹、大変お世話になりました。 |
9 | 大橋 昭夫君 | 小林様、卓話よろしくお願い致します。 |
10 | 菅原 英明君 | 今年一番の冷え込みだそうです。お気をつけ下さい。小林先生、スピーチよろしくお願いします。 |
福嶋さん、山田さんようこそ。 | ||
11 | 青木 光男君 | 小林様、卓話宜しくお願いします。 |
12 | 永井 不士男君 | 暫く御無沙汰しました。 |
13 | 宮本 清志君 | 小林様、本日の卓話宜しくお願いします。 |
14 | 森 勇人君 | 小林様、卓話よろしくお願い致します。福嶋さん、ありがとうございます。山田さん、よくいらっしゃいました。 |
15 | 折笠 仁志君 | 小林様、卓話よろしくお願いします。福嶋様、山田様ようこそ。 |
16 | 平野 忠雄君 | 小林様、卓話宜しくお願いします。福嶋様、山田様ようこそ。 |
前日計 |
419,317円 | 本日計 | 18,000円 | 累計 | 437,317円 |
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■卓話 「 イングランドとスコットランドが分離するって本当」〜歴史にみるウイスキーは両王国抗争の要因〜 小林 照夫様 | ||
講師紹介 (福嶋義信様) | ||
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時間を調整していただき感謝申し上げます。小林照夫教授は英国に造詣が深く本日はウイスキーを中心にお話を頂きます。 | |
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関東学院大学名誉教授(社会学博士)、日本大学大学院商学研究科非常勤講師 | |
・ | スコットランドに関する主要単著 | |
「スコットランド産業革命の展開」(八千代出版) | ||
「スコットランド首都圏形成史」(成山堂書店) | ||
「スコットランドの都市」(白桃書房)→日本都市学会(奥井賞)受賞 | ||
「スコットランドの社会と風土」(春風社) | ||
事典分担執筆「スコットランド文化事典」(原書房) | ||
その他著書、論文多数 | ||
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はじめに | |
2年前に関東学院大学を完全退職致しまして、現在は名誉教授を拝命しております。スコットランドから見た英国に関する本を執筆しております。本日はウイスキーに因んだ英国の話をさせて頂きます。 | ||
1 | イギリスという正式国名はない | |
イギリスはイングランド王国に係わる名称で正式国名はThe United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland⇒略称UK(連合王国)・・・Union Jack⇒Union Frag・・・それは、St.George(イングランドの守護聖徒)、St.Andrew(スコットランドの守護聖)、St.Patrick(アイルランドの守護聖徒)の十字架よりなる。 | ||
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2 | その複雑な国家は同君連合からはじまる |
1603年連合王国、1707年グレート・ブリテンの誕生(イングランドとスコットランドの合邦・・・更には1801年アイルランドと⇒the United Kingdom of Great Britain and Ireland・・・その後アイルランドの独立があって、1927年現在の国名に・・・ | ||
3 | 1707年の合邦 | |
1907年の合邦にあたって、イングランドとスコットランド両王国民の反目は高まる。合邦前のDrien Schemeの失敗、合邦と前後したJacobiteの一揆、(スコットランド人は嘆く:金で買われたと)・・・Great Britain内の反目・・・その後ヴィクトリア朝の繁栄(Pax Britanica)が両王国民の心を癒す。 | ||
4 | 大恐慌(1929年の秋) | |
イングランド人とスコットランド人の反目再燃、その激化は第二次世界大戦後の労働党の政策(揺りかごから墓場まで)・・・その結果、英国病が発生し英国の没落が騒がれる。 | ||
5 | その最中(1960年代終わり)のスコットランド人の叫び | |
北海油田、ウイスキー、羊毛等はスコットランドのものだ・・・スコットランド人の分権(devolution)の要求始まる。 1979年の住民投票は惜しくも届かず。1999年のブレア時代にスコットランド議会が開設され今日に至っている。 2011年のスコットランド議会総議席数129の過半数をScottish National Partyが獲得しスコットランド領域内では独立の機運が高まっている。 2015年にかける期待。 |
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6 | 何故ウイスキーがイングランドとスコットランドの抗争の産物なのか | |
ウイスキーの定義そのものは1909年・・・その定義(その当時、the United Kingdom of Great Britain and Irelandの政府機関で、スコットランドで蒸留されたスピリットをScotch Whiskyと言うことになった。ところで、あなたが飲んでいるウイスキーはWhiskyかWhiskeyのどちから? | ||
7 | ウイスキーの誕生はいつか | |
1430年ごろまで遡る・・・記録には1494年とある。その記録にはFiar John Cor⇒国王JamesUに献上⇒現在のものとは異なる⇒大麦を蒸留した酒(命の水:water of life・・・aqua vitae ゲーゲル語ではウイスケ・ベーハuisqe beaiha)にはじまる。・・・エディンバラの外科床屋組合が医薬品としてaqua vitaeの製造独占権を取得した例もある。1570年ごろからスコットランド西部ではワインの代用として飲酒・・・ | ||
8 | ウイスキーにまつわる厄介な話 | |
イングランドとの合併(1707年 Great
Britain)後のウイスキーにまつわる厄介な話が生まれる・・・1707年の合併(グレート・ブリテン)後、酒税がウイスキーにのしかかる。1725年ウォルポール(Walpore)による麦芽酒税の導入、高率酒税(aleクラス1バレル(約160g)当たり6ペンス、麦酒1ブッシェル(約36.37g)当たり3ペンスに引き上げられた。Grain
Whiskyはオート麦・小麦・馬鈴薯を原料とした。製造はLow LandとHigh
Landに二分化しはじめる。低地地方は混合ウイスキー、耕地地方はモルト・ウイスキー。二極化の構図は1803年、1811年、1814年に顕著となる。酒税を逃れた密造業者は高地地方に潜伏→蒸留したアルコールを徴税官の眼を誤魔化すためにシェリーの樽に入れた。→この苦肉の策が琥珀色の風味の高いウイスキーの誕生に結びついた。 ウイスキー街道の形成・・・密造酒は生一本? |
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9 | 産業革命とウイスキー | |
1826年新方式の蒸留器が発明された。その後、コフリー(Aeneas
Coffery)が連続蒸留器を開発→@大量生産化、A発酵液に麦芽(モルト)だけでなく、未乾燥の麦芽・発芽していない大麦・小麦・ライ麦・とうもろこし等が原料として可能になった。⇒大幅なコスト・ダウン化が実現した。 と同時に、新産業都市グラスゴウやその周辺に工場が立地→消費量の増加・原料仕入れの優位性・廉価な石炭の仕入れの可能性・製品流通の利便性などの要件による。⇒スコッチ・ウイスキーの産業化が達成、しかし、1852年〜56年にかけての禁酒・禁酒キャンペーンの実施により必ずも順風満帆ではなかった。ウイスキーの量産化によってグラスゴウに大工場が誕生した。 |
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10 | ウイスキーが世界の酒に | |
1880年害虫フィロキセラ(phylloxera)の流行→フランスはじめヨーロッパの葡萄園が被害を蒙る。ワインの欠乏・価格の高騰、ワイン好きのイギリス人→ブランデーに嗜好を移す→これまた原料は葡萄によるため底をつく。ブランデーに代わってイギリス人がウイスキーを飲みはじめる。→世界に広まる。 現在はブレンド・ウイスキー時代で、大衆的なものの代表は、white House、Jhonie Walker、John Haig、Black & White等である。 |
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11 | エルジン(Elgin)にはじまるウイスキー街道 | |
第8代エルギン伯爵および第12代キンカーディン伯爵ジェームス・ブルース(James Bruce、8th Earl of 12th Earl of Kincardine、1811-1863年)・・・Glen○○○・・・お雇い外国人にスコットランド人が多いわけ |